こんにちは。にのじです。
今回は、我が家のベランダビオトープを紹介します。
なるべくお金をかけずに作った割に、水草も生体もイキイキしてるので非常にコスパが高く満足しています。
始めるなら今です!真夏になる前の今ですよ!!
ビオトープ(発泡スチロール箱)
現代アクアリストのほぼ全員が必ず目にしたことのある、アクアショップのWEBサイトで生体を購入すると梱包に使用される発泡スチロール箱を器にしています。大きさ・厚みが完璧で、手軽にベランダビオトープを始められました。ショップによってはこのような二次利用を見越して、プラス数百円で黒い発泡スチロール箱に変更できるようです。今はまだ陽射しがそれほど強くないので基本的には蓋を外してフルオープン状態ですが、真夏の直射日光はさすがに生体が茹で上がってしまいそうなので簾も用意しています。梅雨が明けたら設置する予定です。
ビオトープを始めた理由
元々は水槽内で繁茂した水草をトリミングする際に捨てるのが勿体無かったので、水草ストック水槽代わりにビオトープを作ろうという発想でした。ところが必要な材料を検討していく中で、屋外かつ季節も初夏ということでボウフラが湧く可能性が高く、一歳児がいる我が家では致命的な問題があることに気付きました。
生体(特に甲殻類)は薬品に弱いので蚊除けの薬品を使用できないのです…。
そこでボウフラ対策として、グッピーの稚魚でも泳がせておこうかと思っていました。(奴らは一応カダヤシ属ですしね)
ところがちょうどメダカの飼育にハマっていた友人がメダカの卵を快く譲ってくれることになり、結果的にメダカが主役のビオトープを作れることになりました。持つべきものはメダカ飼育者の友ですね。
生体
メダカ
友人から譲り受けた卵から孵ったメダカ達です。毎日少しずつ大きくなっているのが見て取れるので、朝晩の餌やりの度にしばらく眺めてしまいます。上の画像を見てもわかるように、黒っぽい品種と白っぽい品種がいるようです。よく目を凝らすとラメのような光り方をしている個体もいたので、今後成魚になるにつれてどんな品種に育っていくのか楽しみです。
MIXチェリーシュリンプ
まさかの投入前の画像です。というのも、色が地味過ぎてビオトープ内を撮影しても視認できる程写らないのです。元々嫁のじの水槽で選別に漏れた稚エビたちなので、ビオトープのお掃除要員として頑張ってもらっています。今のところコケが発生していないのは彼らの活躍によるものと思われます。
水草
アマゾンフロッグビット
濾過装置を設置しない屋外ビオトープで大活躍してくれるのがこの水草です。物凄い勢いで水中の栄養を吸い上げてくれますし、水質が悪化すると葉が傷むので目視できる水換えの指標としても優秀です。一株からグイグイ増えるので初期投資が安く済むのも嬉しいポイントですね。私はメルカリから降ってきた300Ptを使って、実質無料で入手しました。
オーストラリアンクローバー
60cm水槽でトリミング後に余った元気な葉を適当に放り込んだら根付いてくれました。水槽内よりも成長スピードは遅いですが、状態は非常に良いです。
ショートヘアーグラス
トロピカ社の1・2・Grow!(組織培養カップ)のショートヘアーグラスを水槽に植栽する際に余った数株を植え込んでみましたが、あまり伸びている感じもなく枯れている感じもしないです。組織培養で売られている半水中葉よりは、完全に水中葉となったものを植えた方が元気に育ってくれそうです。
ロタラ・インディカ
こちらもオーストラリアンクローバーと同様に、水槽内で余った株を少しだけ植えています。新芽を出している様子が見受けられるので、根付いてくれていそうです。太陽光を浴びて成長するとどのくらい赤くなるのか楽しみです。
その他の要素
ベランダビオトープの推しポイント
初期投資が安い!
今回私がビオトープを作るにあたって使ったお金は、なんとたったの324円でした。
品目 | 個数 | 単価 |
赤玉土(2kg) | 2 | 108円 |
簾 | 1 | 108円 |
合計 | 324円 |
ガーデニング用品を扱っている大きい店舗の100円ショップが狙い目です。
実際には発泡スチロール箱が家に残っていたり、メダカの卵を譲ってもらえたり、水草が余っていたりと色々なラッキーが重なったところもありますので、一概に「お金がかからない」とは言い切れない部分もあります。でも、普通に屋内で水槽を立ち上げるよりは圧倒的に初期投資が安く済むのは間違いないと思います。
ただし、濾過装置・エアポンプなしとする場合は生体が苦しまずに済む環境となるように配慮する必要がある点にご注意下さい。
お手入れがほぼ不要!
これは嬉しい誤算だったのですが、屋内の水槽に比べて全くコケが生えてきません。ビオトープ内の生体から出る糞と水草の吸収する栄養のバランスが良い状態だと思います。当初は水質維持のためにヒメタニシを導入しようと思っていましたが、あまりにも水が綺麗なので一旦様子見しています。まだ立ち上げてから3週間程度なので、今後メダカの成長に伴いコケが発生するかもしれませんね。あとは発泡スチロール箱がどのくらいの期間で風化しボロボロになるのかが気になるところですが、その頃には新しい箱が我が家にあるはずなので問題ないと言えるでしょう。
メダカの成長を楽しめる!
見ての通りです。正直、こんなにメダカに興味が湧くとは思っていませんでした。子供の頃に理科の授業で習った”めだか”と飼育して楽しむ改良メダカは全くの別物ですね。最近よくTwitterで綺麗なメダカの画像や動画が流れてくるので、ついつい眺めてしまいます。
ビオトープを作っていたはずがメダカ沼にハマりかけている気がする…
あるだけで涼しく感じる!
太陽光が水面に反射してキラキラ光っていたり、たまにメダカが跳ねてぴちょんと水音がしたり、水草が青々と茂っていたり…。殺風景な生活感あふれるベランダからは絶対に得られなかった水辺の癒しが、涼を感じさせてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まだまだメダカのシーズンは終わらないので、今からでもベランダビオトープを始めましょう!近日中にビオトープの作り方も投稿する予定ですのでお楽しみに。
今回は以上です。
ハマり過ぎるとベランダが発泡スチロール箱だらけになって家族に怒られますよ!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
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