こんにちは。にのじです。
今回は、私の水槽に突如現れた謎の物体を紹介します。
トラブルシリーズ、続きます。
これ、何だ?
スネールを発見した日、”それ”は突然水槽内のソイルの上に現れました。
これ、スネールが少し前までうろついてた辺りに落ちてたんですよ…。黒くて小さな粒の群れが2つ。まず頭をよぎったのは「何かの卵かな?」という考えでした。スポイトで吸ってみると、粒はそれぞれ独立しておらず、糸のようなもので繋がっていました。この水槽にいる生体のうち、飼育環境で繁殖できるのは3種のみのはずです。そのうち1種は発見したばかりのスネールですが…。
そこで、とりあえずこんなツイートを発信し、諸先輩方のご意見を頂戴することにしました。
【教えて下さい】
— にのじ (@aqua_ninoji) August 28, 2019
ソイルの上にこんなツブツブが落ちていました。糸のような物で繋がっています。何かの卵だと思うのですが、わかる方いませんか?
①インドヒラマキガイ(ソイルに産み付ける?)
②チェリーシュリンプ(抜け殻は無かったが脱卵した?)
③レッドファントムテトラ(😍)
④その他 pic.twitter.com/OecmFnOu31
このツイートと並行して、自分でもそれぞれの卵の特徴を調べてみました。自分で撮影した写真が用意できないものばかりなのでほぼ文字ベースの紹介になってしまいますが、興味のある方は画像検索してみて下さい。
インドヒラマキガイの卵?
インドヒラマキガイの卵はゼリー状の粘液に包まれた透明の粒で、ガラス面や水草に植え付けるようです。今回の粒は黒く、粘液には包まれていませんでした。ただソイルに落ちていた点については、この粒を発見する直前にスネール警察のローラー作戦で後景草を抜いた背景があり、その際に水草から落ちた可能性があります。でもまぁ、それ以外の特徴が合致しないのでおそらく違うでしょう。
チェリーシュリンプの卵?
チェリーシュリンプの卵は親エビの体色によって様々な色のバリエーションがあり、通常であれば孵化するまで親エビの下腹部に抱卵されたまま管理されます。”抱卵”という表現から「親エビが手で卵を抱えている」というイメージがありますが、実際には卵同士が糸のようなものでひとかたまりに繋がっていて、それがすっぽり下腹部に収められているような感じです。
しかし、抱卵個体が何かをきっかけに脱皮すると殻と一緒に卵を落としてしまう”脱卵”という現象があります。脱皮以外にも初産で上手く抱卵できなかったり、親エビが卵を放棄してしまった場合にも起こるようです。今回の黒いツブツブの付近にはエビの抜け殻がなかったので、
この動画はスノーホワイトシュリンプが上手く抱卵できず、一部の卵を引きずっている様子です。卵同士がバラけずに繋がっていることが確認できます。
このツブツブ、私はエビの卵だと思う!
そうかなぁ…
レッドファントムテトラの卵?
レッドファントムテトラは一応水槽内での繁殖が可能ですが、その産卵の様子の画像は発見できませんでした。ただ、他のテトラ系の画像を見ると、黄色っぽい粒の卵をばら撒く様にして産卵するようです。
この粒が落ちていた上の空間が、最近レッドファントムのペアっぽい2匹がよくイチャイチャしているデートスポットになっているので、これはあるんじゃないか?!と期待しちゃいました。結論としては、やはり色も違うし繋がってるし、違うよな…というところです。ムムム。
その他
リプライで諸説頂きました。一部紹介させて頂きます。
消去法で行くと、
— 熱帯魚人.com (@com63370888) August 28, 2019
・インドヒラマキガイは壁などに固めのゼリー状の物質に包まれた卵を産むので違う。
・エビの卵はもう少し色が薄い(?)
・テトラの卵は確か黒くなかったような気がする
ので、その他ではないかと思われます。偉そうにすみませんでしたm(_ _)m
うんこの仲間ですきっと
— もちむた@aqua垢 (@HNzm8t69D6Iav9X) August 29, 2019
うんこの…仲間…?
この日は結論が出ず、ひとまずカップに飼育水と共に移し、様子を見ることにしました。うんこの仲間という説もありますが、もしかしたら何かが孵化するかもしれないので念の為エアレーションもかけました。
翌日
一日経つと、ツブツブの一部が黄色くなっていました。
これは…何か変化が起きているみたいです。それが孵化なのかバクテリアによる分解なのかわかりませんが、水換えとエアレーションを継続し観察を続けました。
その後
翌日に見られたような変化が進むこともなく、何も見た目が変わらないまま数日が経過しました。私はうんこの仲間のために水換えをし、うんこの仲間にエアレーションをかけていたのでしょう。夏の終わりよりも深い虚しさが身に沁みました。
私は手塩にかけて育てたうんこの仲間をトイレに流し、また前を向いて歩き出しました。
その数日後
こんな黄色いものがうんこの仲間なんてこと、ありませんよね。これは紛れもなくチェリーシュリンプの卵です。今回は近くに抜け殻もあり、すぐ後ろに卵を落としたと思われる親エビもいました。(画像参照)
だからエビの卵だって言ったじゃん!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。脱卵直後のチェリーシュリンプの卵は黄色く、時間が経つと黒くなるようです。また一つ賢くなってしまいましたね!
今回は以上です。
うんこの仲間ってなんだよ
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
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