こんにちは。にのじです。
今回は、以前チラ見せしたあいつを紹介します。それに伴う我々サイドの対策や、根絶に向けた今後の予定にも触れようと思います。
スネール警察、出動です。
2019/8/26 スネールを発見
ブッシープレコお迎えの記事でチラ見せしたこいつです。なかなか立派な巻き貝ですが、指の先ほどのサイズでまだまだ若い個体のようです。
なんて種類?
アクアリウム界隈における「スネール」は、なんというか人間にとって嬉しくない、意図的に導入していないにも関わらず水草などに付着して入ってくる巻き貝全般を指す言葉です。なので、特定の品種を指し示しているわけではありません。じゃあこの写真に写っている巻き貝は一体なんなのか。正直わからなかったので、Twitterで問いかけたところ、ありがたいことに答えを頂きました。
恐らくインドヒラマキガイかと思います。
— 熱帯魚人.com (@com63370888) August 26, 2019
ラムズホーンの原種ですね。
結構可愛いので、そのまま飼育しても面白いかと思います。
他にもたくさんのリプライを頂きました!いつもありがとうございます。
インドヒラマキガイはレッドラムズホーン等の原種で、雌雄同体の巻き貝ですね。2匹いれば当然殖えますし、自家受精(精子と卵子を作り、受精までを1匹で完結すること)もできるので、かなり厄介な部類です。ただ、貝殻はそこまで硬くないので駆除する方法は色々とあります。
いつ侵入された??
最近導入した水草と言えば組織培養のキューバパールグラスくらいなので、最近入ってきたとは思えません。一体どこから…と考えていたところ、思い当たる節がありました。
100匹水槽立ち上げの際に植栽したブセファランドラです。メルカリで購入したものですが、そういえばトレイに載せて洗っているとき、同じようなサイズ・見た目の巻き貝を発見していました。水槽への導入前に発見できたので、phショックで落とす処理をした上で植栽してしまいましたが、おそらくこの時卵が付着していたのではないかと推測しています。それが最近孵化し、少し成長して姿を見せるようになったものと思われます。やられました…。
駆除する方法
ざっくりとですが、スネールを駆除する方法を調べましたのでまとめておきます。
人力排除
シンプルに、人の手によってピンセットで摘んで取り除く方法です。プチッと潰せば雑食性の熱帯魚は食べてくれるようです。数が少ないうちは有効ですが、大量にスネールが発生している場合やレイアウトが複雑な場合は他の方法を選択する方が良いと思います。
生体兵器
スネールを見つけて食べてくれる生体を導入する方法です。既に出来上がっている混泳水槽に導入する際の条件は、個人的には以下の3点かなと思います。
該当するのはトーマシーやチェリーバルブあたりでしょうか。とはいえ、スネールを食べるということは当然のようにエビの類も襲うので、成熟したヤマトヌマエビやロックシュリンプのような大型エビでない限りは混泳できないと思っておいた方が良さそうです。個体数や隠れ家の多さ次第では共存できるかもしれませんが…。
また、アベニーパファーやバジスバジスなんかもスネール退治には効果的みたいですが、上記の条件から外れる点があるので導入には注意が必要ですね。
どちらもネットでは在庫切れでリンクが貼れませんでした…
ちなみに、キラースネールという貝もその名の通りスネールを食べてくれるそうです。ただし、こいつ自体が増えるということと、所詮貝なので動きが遅くある程度の数を入れないと駆逐することができないので、ちょっと本末転倒感があるような…一応リンクは貼っておきます。
薬剤投与
水槽内へ直接薬剤を投入し、スネールを殺すという物騒な方法です。ネットで「スネール 駆除 薬」と検索するとある商品がヒットしますが、貝類だけに効果があり他の全ての生体・水草には無害と素晴らしい効能が謳われています。ただ、成分表示がないのでどのような原理で貝類だけを駆除しているのか不明瞭なため、ちょっと私は手が出ません。故に本記事でもその商品の紹介は控えておこうと思います。もし今後試す機会があればレビューするつもりです。
私が採用した対策
とりあえず人力排除で頑張っています。
まず最初に、後景に植えたロタラ達とウォーターバコパを全て抜きました。最初に発見したスネールはウォーターバコパの葉の裏側にくっついていたので、有茎草がたくさん茂っている状況では目視で見つけることが困難だと考えたからです。結果的にこれは正解で、水草を抜く段階で数匹スネールを発見し駆除することができました。
そして後景がスッキリとソイルと石だけになったところで、検問活動を開始しました。スネールは夜行性なので、LED照明と部屋の明かりを消して一時間もするとガラス面や石の上に出てきているところを確認できます。
夜の検問完了。新たに被疑者三名を確保。明日も警戒態勢を継続する。#スネール警察 pic.twitter.com/QVYZznTg5a
— にのじ (@aqua_ninoji) August 28, 2019
今の所毎晩1匹くらいずつ発見していますが、なかなか大変なのでそのうち生体兵器を投入するかもしれません。元々シクリッドが好きなのでトーマシーには特に興味があります。いや、でもスーパーコメットチェリーバルブも捨てがたい…
毎晩Twitterで検問結果をツイートしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。元々スネールが入るのが嫌で組織培養カップの水草を愛用していましたが、実際に見つけてみるとそこまでの嫌悪感はありませんでした。(フネアマガイやヒメタニシ、シマカノコガイで見慣れたからでしょうか…?)ただ、やっぱり景観を損ねることに変わりはないので、数が増える前に根絶したいところです。
今回は以上です。
君もスネール警察を応援しよう!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
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