こんにちは。にのじです。
今回は、前回に引き続きトラブル対応ネタです。全アクアリスト共通の敵である黒髭苔の完全除去に成功しましたので、その方法を紹介します。
黄色のもこもこ水槽台は無事回収されました。
黒髭苔とは
水槽が安定してきた頃に出てくる、黒っぽくてフサフサとしたコケです。水槽の立ち上げ後、安定してきた頃に出てくる傾向が強いです。特に水質や生体への影響はないとされていますが、見た目が最高にイケてないので悩まされる方も多いと思います。
食べてくれる(と言われている)生体は?
黒髭苔対策と言えば真っ先に挙がるのはサイアミーズフライングフォックスですよね。
我が家の全ての水槽に導入していますが、確かに黒髭苔を食べる姿を見たことがあります。でも、それは「たまたまモグモグしていたルート上に黒髭苔があったから口に入った」という感じであって、好き好んで食べている様子ではありませんでした。とはいえ、他の種類のコケはかなり食べてくれますので入れておいて損はないです。複数入れると少し群泳するのも可愛らしいです。
人力で除去する方法は?
よく言われているのは木酢液で枯らす方法でしょうか。
強い酸性の木酢液で処理することで、エビが食べてくれるピンクの枯れた状態にすることができるそうです。ただ、木酢液ってめちゃくちゃ臭いんですよね…。我が家ではリビングに水槽があるので、使いたくない方法です。
完全除去に成功した方法
結論から言うと「乾燥」です。黒髭苔が生えている流木を水槽から取り出し、真夏日に半日くらい屋外で放置しました。水槽に戻した直後は木酢液と違って色が変わらず「枯れてないじゃん!」と思いましたが、数日経つと白くなりいつの間にかエビが食べてくれていました。
同じ角度の写真でなくて申し訳ないですが、上の写真の窪み付近が綺麗になっていることが伝わったら嬉しいです。
しかも、この流木からは新たな黒髭苔が生えてきません。以前手作業で流木の表皮ごと黒髭苔を削り取った時は他の場所や取り残した箇所から再度復活してい たのでかなり嬉しいです。予防効果がいつまで保つかわかりませんが、引き続き経過観察を続けようと思います。
制限事項
無料・臭くない・予防できると三拍子揃ったこの方法ですが、「水槽外に出せるものにしか使えない」という制限があります。また、流木にモスなどの水草を活着させている場合はそのまま乾燥させると枯れてしまうというリスクもあります。その場合は断熱性のあるもので保護し、黒髭苔の部分にピンポイントでドライヤーを当てる等の工夫が必要でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。黒髭苔でお困りの方は是非試してみて下さい。
今回は以上です。
ビオトープも好調で、太陽のファンになりつつあります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
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