こんにちは。にのじです。
今回は、組織培養の水草の自作方法を調べていく中で、面白い商品を発見したので紹介します。
画期的過ぎてシビレました。
組織培養水草って自作できないの?
先日charmさんで購入した組織培養のキューバパールグラスですが、抜けては植え直しを繰り返している内に徐々に根が張り水中葉が展開してきました。でも、やっぱり前景全体を覆い尽くすほどの絨毯になるには時間がかかりそうで、結構良いお値段するのについつい追加でもう1カップ…と買ってしまいたくなります。
ここで、ちょっと閃きました。ADAやトロピカ、PIXY等のブランドではなく、charm独自の組織培養水草が作れたということは、もしかしたら自分の手でも組織培養を再現することができるんじゃなかろうか、と。(決してcharmさんをナメているわけではありません)
そこでざっくり調べてみましたが、普通に寒天で培地を作って植物の株を植えるだけでは上手く培養できないようです。そもそも植物についている微生物や、培地容器内や外気に存在する雑菌類が原因でカビが生えたりするようで、無菌状態や適切な温度管理が非常に重要とのこと。
組織培養水草は、高度な技術の結晶です。
こりゃ素人には無理だ、大人しくかねだい行って買って来よう…と思ったその時、興味深い試みを行っているWEBサイトを発見しました。
組織培養の常識をぶっ壊す!『ヴィトロプランツ』
京都大学の研究室で開発された特許技術を元に、専用機器がなくても植物の培養を可能にする製品を提供しているサイトです。詳細は公式サイトをご覧下さい。
こちらの公式サイトによれば、従前の培養作業には「クリーンベンチ」や「オートクレーブ」なる専用機器が必要だそうです。どんなものなのか気になったので適当に検索したら、Amazonで売ってました。試してみたい方は是非買ってみて下さい。
飽きたら私に下さい。
そして肝心の商品については、なんと初回に限り無料で試せるキットが提供されています!
組織培養キットが無料でお試しできる!?
無料で送付して頂けるお試しキットと紙コップ、そして培養したい植物があれば自宅で組織培養を始めることができるとのこと。早速取り寄せてみました。こういう実験材料的なものを並べるとちょっとワクワクしますよね…え、しません?
ざっくり説明すると、このキットで組織培養に伴う大部分の工程を簡略化できるようです。具体的には以下の点が自宅で実現可能になります。
- 容器自体を滅菌する
- 適切な養分が含まれた培地を作る
- 植物を滅菌する
- 容器内の空気を滅菌する
公式サイト上には記載がないので転記は控えますが、粉薬っぽい袋のラベルに具体的な成分とその割合まで表示がありました。どういった手法で上記の点をクリアしているのかは調べたらわかりそうですね。というか特許の内容を見れば一目瞭然なので、興味のある方は調べてみて下さい。
実際に仕込んでみた
キットに同梱されていた手順書に従って、組織培養カップを3つ仕込んでみました。
それぞれ、こんな感じのバリエーションになっています。
①キューバパールグラス(寒天に乗せただけver)
②キューバパールグラス(寒天に挿し込みver)
とりあえず水槽内にあった前景草から元気そうな株を抜いたり、エビに抜かれて浮いていた株を採用してみました。完全に水中葉なので今ついている葉は枯れてしまう気がしますが、ちゃんと根が張ってくれれば新たな葉(半水中葉?)が展開してくれると予想しています。成長が楽しみです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は3カップのセッティングまでですが、使用した分と同じ分量がまだ残っているので、上手く行ったら別のパターンで培養を試してみるつもりです。今後の経過にご期待下さい!
今回は以上です。
カビるなよ〜〜〜
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
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