こんにちは。にのじです。
【100匹お迎え準備編】の第四回です。今回はこれまでに買い揃えた機器や素材を全て設置し、水槽を立ち上げるところまで一気にまとめます。
今回登場する商品の詳細は以下の記事で確認できます。
水槽台の組み立て
まずは水槽にまつわる全ての基盤、水槽台です。これが無いと何も作業が進みません。
梱包された状態ではコンパクトですが、中には木製のパーツが詰まっているので結構重いです。水槽台だけで18kgもあるので、大人1人でギリギリ組み立てられるかな…という感じです。組み立てには最低限ドライバーがあればなんとかなりますが、細かい木屑や梱包資材の破片が出るので掃除機を携えておくと便利です。
1時間35分かかって完成しました。流石の安定感で、体重およそ10kgの娘を座らせてもびくともしません。背面は両サイドに広くスリットがあり、パイプなどを通すことができる作りになっています。
水槽の設置
続いてはいよいよ水槽の設置です。まず水槽台を水平な床の上に配置しますが、後にパイプ類を通すことを考えてこの時点では少し壁から離しておきます。
水槽に付属しているマットを敷きます。マットは大体丸められているので、私の場合は設置するまでの数日の間水槽の下に広げてプレスしておきました。両面テープで貼ってもいいと思います。
マットの上に水槽を置きます。これ以降は中身がどんどん重くなっていくので、できる限りぴったり中心に配置しておいた方が良いです。
底床の設置
次に水槽の底床を入れていきます。まずは洗濯ネットに洗った軽石を詰め、底に置きました。洗濯ネットは4つ用意しましたが、60cm水槽では3つで十分でした。左から順番に少しずつ多めに詰めています。
次にソイルを少し敷きます。このあと山水石を置くので、ある程度構図を意識しながら奥行き感を出すために後ろ側を高く盛る感じで注いでいきます。この時点ではアドバンスソイルのみ使用します。
ついでに固形肥料を仕込みます。買い物リストには入っていませんが、私はデナリ社のE15FerActivという商品を使っています。
丸い錠剤のような形をしていますが、真ん中に割れ目があるので手で割って配置します。今回は前景草にあまり養分が多くない方が綺麗に育つ水草のウォーターローンを植えるので、後景を中心に撒きました。
石組レイアウトの設置
いよいよお待ちかねの石組レイアウトを作っていきます。まずは先日アクアテイク-Eさんで並べてみた際の画像を参考に組み、一旦アドバンスソイル全量を注ぎました。が、ここで問題が発生しました。
お察しの通りソイルが足りず、軽石ネットが見えてしまっています。しかも水槽の高さに対して石の位置が低く、こぢんまりした印象になってしまいました。流石にこのまま作業を続行するわけにもいかず、近所のホームセンターへアドバンスソイルを買いに行く羽目になりました。めちゃくちゃ暑かったです。
30分後、再びソイルを手に作業再開しました。今度は潤沢にソイルがあるのでかなり厚めに盛り、その上に石を置くことで先程よりも高さを出しました。ADAの動画ではオシャレな刷毛を使ってソイルを均していましたので、発酵式CO2ボトルを作る際に余って娘のおもちゃになっていた例の商品のブラシ部分を使ってみたところ、とても使い勝手が良かったです。
一旦ここで作業を中断して頭を冷やすことにしました。何か違和感がありますね。
- 親石が水槽の中心に配置されている
- 副石・添石が左右対象の角度・ほぼ同じ高さになってしまっている
- 奥側のソイルがやや盛り過ぎで、親石の迫力を削いでいる
- 全体的にのっぺりした印象
人為的な感じがして不自然ですね。手直しが必要です。
まず奥側のソイルを手前に崩し、親石・副石の下に厚みを出すように均しました。同時に親石の位置を若干左に移動し、3:2の比重になるようバランスを整えました。そして奥側のソイルに傾斜を作り、小石を配置することで遠近感を演出しました。
いかがでしょうか。手直し前の写真と比べると、こちらの方が全体的にメリハリがあり、ダイナミックな構図になったと思います。特に、目を引く親石とその右の抜け感が気に入っています。最後に全体へ薄くプラチナソイルを撒いて、水草植栽前の工程は完了です。
水草の植栽
山水石の位置が決まったので、水草を植えていきます。
水草レシピ
今回植えた水草はこんなラインナップです。
これらの水草は別の水槽で育てていたもの、メルカリで購入したものなど様々ですが、中でもロタラグリーンは水草ゆすけさん(@mizukisayusuke)のプレゼント企画で当選した際に頂いたものです。とても状態の良い株をたくさん頂きましたので、今回のレイアウトにありがたく使わせて頂きました。
お待たせいたしました。
— 水草ゆすけ (@mizukisayusuke) July 21, 2019
ルーレットにてよる抽選をスクショ収録でお送りいたします! pic.twitter.com/HdOX5LOKDa
水草ゆすけさんについて
水草ゆすけさんは水草預かりサービスなるものを構想中だそうです。確かに余った水草や一時的にレイアウトで使わない水草をどうするか、扱いに困りますよね。アクアリウムにどっぷり浸かった人は自宅に水草ストック用の水槽や屋外で水上栽培を行ったりするようですが、誰でも簡単に維持できるかというと若干無理がある気がします。そんな時に水草を預け、育成・維持を代行してくれるサービスがあったら便利ですよね。水草は増えるものですから、増えた分を安価で売買することもできるでしょうし、言わば水草の銀行のような感じでアクアリストを仲介してくれる場になるような気がします。その際に気になるのはやはりコケとスネールや害虫の類でしょうか。個人的にとても注目しているので、今後も応援していこうと思っています。
色んな「困った」に応えたいです。
— 水草ゆすけ (@mizukisayusuke) May 20, 2019
・店舗やネットで揃えようとするととても高い!→個人で水草安価販売
・一旦使わなくなった水草を捨てるのがもったいない!→預かりサービス
・レイアウトが分からない!→代行作成
・時間がなくて管理できない!→メンテナンス代行
下ごしらえ
それでは植栽のための下ごしらえをしていきます。まずはカップに入っているウォーターローンを植栽する単位に分割します。ウォーターローンはカップ裏面から見ても緑色で根が見えず、開封するまでマリモ状なのかな?と思っていたのですが、実際には塊の中心に根があり、緑色のおはぎみたいな感じでした。1カップで下の写真分くらい取れました。
他の有茎草についても植える束ごとに下処理をしました。(写真…撮り忘れました…)
植栽
まずは前景のソイルが浸る程度まで水を入れます。霧吹きで湿らせるのがセオリーですが、ここで握力を失うわけにはいかなかったので、プロホースを使って隣の水槽から飼育水を供給しました。ホースの先端に置いている丸いものはウォーターローンが入っていたカップです。カップでワンバウンドさせることでソイルが掘り起こされるのを防いでいます。
私は右利きなので、左奥から右手前方向に植えていくスタイルです。下の写真は植栽途中の様子ですが、ウォーターローンは2カップでちょうど良い量でした。親石に緩衝材を巻いているのは、ソイルが湿ったことで地盤が緩み、倒れる恐れがあったからです。実際、作業中に2度ほど倒れてきて前面ガラスにぶつかりました。幸い傷やヒビは入りませんでしたが、かなり肝を冷やしました。
植栽後のレイアウト
植栽直後の様子です。注水していないのでロタラ系は倒れ気味ですが、他の水草はそこそこしゃきっとしています。ウォーターバコパがどちらの写真にも写っていないのですが、親石の真裏に忍ばせてあります。成長したら親石の右側からひょっこり出てきてくれるはずです。
注水とフィルターの設置
レイアウトが完了したので、崩さないように注意しながら注水していきます。
写真で見てもわかるように、新品のソイルはかなり濁りが出ます。この茶色の濁りは時間が経てばある程度解消されますが、それでも放置するだけでは白濁りが取れません。
この白濁りを解消するため、フィルターを設置しました。ここでガラスパイプの登場です。
JARDLIのリリィパイプ
箱の時点で既に”ADAを意識している感”が物凄く伝わってきます。蓋を開けると、しっかり緩衝材に包まれていました。特に粗悪な点もなく、このクオリティならコスパ優秀じゃないでしょうか。
おや?吸水パイプと排水パイプのセットを注文したはずが、吸水パイプが見当たりません。やられた…と思っていたら、なんと二重底になっていました。
悪代官への貢物じゃないんだからさぁ…
文句を言いたい気持ちをグッと抑えて、水槽へ導入しました。その後5時間放置すると、水がかなりクリアになりました。フィルターって凄いですね。
水槽立ち上げ完了
これが生体お迎え前の水景です。お気付きの方もいると思いますが、しれっとADAのサーモメータを導入しています。安いのにおしゃれで嬉しい商品ですよね。
これでひとまず立ち上げは完了です。お疲れ様でした。
累計費用
分類 | 商品名 | 価格 |
水槽 | Aqullo 60RH-S | ¥9,394 |
水槽台 | GEX 600BR | ¥6,980 |
フィルター | Tetra VX-75 | ¥5,980 |
ガラスパイプ | JARDLI リリィパイプ | ¥2,550 |
LED照明 | Aqullo TRIANGLE LED GROW | ¥9,880 |
底床材(下) | 軽石+洗濯ネット*4 | ¥680 |
底床材(中) | アドバンスソイル 水草用 | ¥2,358 |
底床材(上) | プラチナソイル パウダータイプ | ¥788 |
レイアウト素材 | 山水石 | ¥10,000 |
水草(前景草) | 1・2・Grow! ウォーターローン(2個) | ¥1,507 |
追加:底床材(中) | アドバンスソイル 水草用 | ¥2,569 |
水温計 | ADA サーモメーターJ | ¥1,018 |
合計 | ¥53,704 |
結構かかったように見えますが、貯めていたdポイントを放出してcharmしたのでそれほどお財布は痛くないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あとは生体をお迎えするだけです…!
今回は以上です。
ここに100匹泳がせたら…どんな水景になるか!早く見たいですね!!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それではまた!
コメント